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zoom RSS 読書感想文5

<<   作成日時 : 2006/11/18 17:04   >>

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「働く過剰 大人のための若者読本」(玄田有史)
企業の即戦力重視の風潮は、企業による人材育成の軽視の表れである
不況で「人を育てる余裕がない。これからは即戦力だ」等と言う企業にはその後に衰退が待っている。「即戦力がいる。だけどお金は払えない」という企業に良い人材が集まるわけがない
他社にできないサービスを供給したり、他社との競争に勝つ為には、即戦力のようにどのような会社でも通用する人材ではなくその会社にしかいないような人材を自前で育てて、「真の差別化」をはかっていかなければならない。それ故会社が優位に立つ為には人材育成が重要である
人件費削減と併せて事業の再編再構築も若年ホワイトカラーの長時間労働を増加させている
長時間労働は、心の病や能力開発の喪失などいくつもの問題をはらんでいる。
長時間労働者は高所得や企業への忠誠心などのため好きで働いているわけではない。長時間労働者の仕事や会社に対する満足度は低い。又他の会社に転職できないから仕方なく長時間働いているわけでもない。それよりも「時間がなく納得の行く仕事ができない」事や「仕事がきつくてついていけなくなる」事や「こんな働き方を続けられるはずがない」という事に不安を感じている
最初から「やりたい仕事」につければいいが、多くの人にとっては、やりたい「希望」が実現できなかったと分かった段階で、状況に応じて「希望」の方向性を修正していく事の方が重要になってくる。そうする事で仕事に対する「やりがい」に出会える機会も増えていく。
フリーターをしていても具体的に「○○だけはできるようになった」と仕事の経験を語れれば、就職のチャンスは生まれてくる
やりたいことがなかったり、できなかったとしてもちゃんと働くことはできるし、そこそこに楽しみやこだわりややりがいも持てる。後は小さな失敗やトラブルで極度に落ち込まなければ仕事なんてなんとかなる。
ニートは根本的には「働きたくない」わけではなく、働くという事を硬く考えすぎて、働くことに対する柔軟さや余裕を失っている。「自分でもなんとかなる」とリアルに感じられるきっかけがあれば状況を切り開いていける。
ニートは、中卒・高卒など低学歴者の割合が高くなっている。又低所得世帯の割合も高くなっており、「低所得者の子は低所得者」という社会階層の分化も問題になっている
ただ何もせずに本当の希望を得られる事はなく、それは単なるあこがれでしかない。希望を実現したり、やりたい事をやるためには、その前にやるべきことをしっかりやらなければならない
ニートにとって「早寝・早起き・朝ごはん」は、仕事を続けるためのやる気を生み出す体力や健康を形成するもので、何より必要となる
働いている若者たちは、働く前から過剰にあるべき人材条件を課され、働き出せば今度は過剰なほどに長時間労働を繰り返し、孤独に疲弊している。一方働けない若者たちは、働くことに過剰な希望を追い求め、働く意味について過剰に悩み、そして働く自分に過剰なほど自信を失っている
といったような事を説明していた。
最後の「過剰」の説明は、今の若者たちの働くことに対する問題をとても簡潔で分かりやすく表現していると思った。
ボクは「働けない側」の「おっさん」で、働くことに過剰なほど自信がなかったのですが、これを読んで、「そんなボクでもなんとかなるのでは・・・」とチョット思えるようになりました。

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