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zoom RSS 読書感想文 41

<<   作成日時 : 2010/02/06 23:12   >>

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「脱貧困の経済学」(雨宮処凛と飯田泰之の対談)
生活保護を受けながら働けば所得が増える制度は良いと思った(生活保護は所得に応じ支給額が減額されるので、生活保護受給者は働く気が起きない制度になっているから。働いたら賃金に上乗せして国がお金を払う事で低い賃金を底上げする政策も良いと思った)
住宅支援は重要だと思った(特にボクは都営住宅に住んでいるので住宅の援助がとてもありがたい事を実感している)。
課税最低限の所得に満たない人は、確定申告しないと1割戻ってこないのではなく、最初から1割の所得税をとらないようにするべきだと思った。
日本の再分配は貧乏な若者から金持ちの年寄りに、都市から地方に流れていくという話は、貧乏人のボクにはいかりを感じる。(再分配によりかえって不平等が酷くなるというのもヒドイ話だと思った)
相続税100%というのは賛成(金持ちに生まれたら人脈も教育機会も生活レベルも自然と高くなるのに、さらに親の金までもらえるのは不平等だとボクも思う「僕自身が相続するような財産がない立場だからこう思うのかもしれないけれど・・・」)。相続税・贈与税減税による景気を回復しようという話は馬鹿げていると思った。
正社員の高待遇・解雇規制が企業の人件費の割合を高めている原因。不景気で売上が伸びず人件費が下がらないと企業は倒産しかねない。しかし正社員は解雇しにくいので、新規採用を抑制したり、クビを切りやすい非正規雇用を雇ったりして人件費の伸びを減らしている。企業の労組も正社員の待遇を悪化する方に変える事はしない。
外資を入れる規制緩和をして働く場が多くなり、労働者が不足するようになれば労働者の待遇は改善される。外資系企業をどんどん誘致するべきだと思った。
99年の消費税を上げる代わりに減税するという政策は「貧乏人にはキツイ消費税が上がり、金持ちを減税する超逆進税政策」だというのが、貧乏人のボク的には怒りを感じた。
生活保護不正受給や給食費未払いはニュースなどで大々的にとりあげられるが、0・5%しかいないという話がオドロキだった(ニュースなどで問題化していると言っていたのでもっと多いと思っていた。)
家のない人でも生活保護は受けられるという話がオドロキだった(住民票がないと生活保護は受けられないとばかり思っていた)。
仕事の効率は自然に2%改善されるので、2%の経済成長による雇用の増加がないと、2%の失業が自然とでてしまうという話はナルホドと思った。
オランダのワークシェアリングは時短にはなったが雇用を増大させる事はなかったらしい。「働く時間が減って給料一定」と「働く時間そのままで給料が伸びる」では後者を選ぶ人が多い。ボクも最低限に保障される所得水準があって、「多少貧乏でも自分の好きな事がやれる」か「多少不自由でも、もう少し豊かになる」かを選べる社会になるのがベストだと思った。
アメリカは政府が多量のお金を市場に流し、そのほとんどを金融機関や銀行につっこんだ。それで金融機関がまず良くなり、貸出・つなぎ融資が増え企業が良くなり、企業がもつようになると解雇が減り雇用も増やす。労働市場はお金の流れが間接的なので好景気が2・3年続かないといい事が回ってこない。好景気の最初からリッチ層は儲かるので、政府は景気が過熱していると判断して引締め、労働市場が良くなる前に又景気は奈落の底に沈んでしまう。
累進課税がきつければ、景気が良くなったら自動的に税率が上がる人が増えるので景気の過熱にブレーキがかかるし、逆に景気が悪くなると税率が低くなるので少し余裕が出てお金を使う事になるので、景気の乱高下を防ぐ事にもなる。
人が余っている時に構造改革をして効率を上げれば益々人余りはヒドクなり労働市場は悪化する
職業訓練の政策では、国が教育クーポンを配り、生徒からクーポンを受け取った学校が国に換金を求める制度にするのが良いと思った。
全般的に
不景気で人余りの時に構造改革を進めて益々人余りにして労働市場を悪化させた事はヒドイと思った。
累進課税は所得格差をなくす事にもなるし、不景気の時は税率が下がり少し余裕がでて金を使うようになり、好景気の時は税率があがり使える金の量が減るので景気の乱高下を防ぐ事にもなるので良い事尽くめだと思った。99年の消費税を上げる一方で所得税などを減税するという超逆進税政策はヒドスギルと思った。
「金持ちから税金を多く取り貧乏人に回す事」、「金融政策による景気回復や外資を取り入れる規制緩和などで人手不足状態を作り、労働市場を改善する事」、「住宅支援・生活保護の改善・賃金に上乗せをする補助・再就職訓練制度の見直しなどセーフティーネットを充実させる事」が貧困を改善させる重要な手段だと思った。
はやく、最低限に保障される所得水準があって、「多少貧乏でも好きな事がやれる」か「多少不自由でも、もう少し豊かになる」かを選べるような社会になって欲しいと思った。
説明がとても簡潔で分りやすく、対談形式なので読みやすい作品だった。

「ボクは年収200万円以下のワープアなので、この本の話はとても面白かった。はやく最低限の所得水準が確保されているのが前提で「多少貧乏でも好きな事がやれる」方を選べる社会になって欲しい」心から強くそう願う長七郎であった。

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■12月の景気一致指数、前月比1.6ポイント上昇 9カ月連続改善―この傾向は、麻生内閣によるもの、伸びが鈍化したり落ちたりすれば民主党政権のせい!
http://yutakarlson.blogspot.com/2010/02/1216.html
こんにちは。脱貧困の著者は、今の日本のマクロ経済を全く認識していないと思います。現在景気の底上げは顕著になってきました。しかし、これは、現民主党政権とは全く関係なく、あくまでも麻生政権の成果です。現在の日経新聞をはじめとする、マスコミはもとより、民主党も酷いマクロ経済音痴です。今後、景気の伸びが鈍化したり、落ちたりすれば、間違いなく民主党の責任です。現在、政治資金の問題ばかりが、クローズアップされていますが、前原大臣などにみられる顕著なマクロ経済音痴は即刻是正していただきたいものです。そうして、まともな経済運営、財政運営をしていただきたいものです。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
yamada.yutaka@gmail....
2010/02/07 13:22
yamada.yutakaさんコメントありがとうございます。
景気の底上げが顕著になっているというのはとてもウレシイ事ですね。私はワープアなので、是非景気には良くなって欲しいです。
ブログ読みました。指数とかそれが何を意味するものなのかは勉強不足で分りませんが、いい傾向がでているのならウレシイ限りです。
意味のある公共投資はどんどんやって欲しいとボクも思います(特に都営住宅とかバンバン建てて欲しいです。都営で国の政策では無いけれど・・・)。
金融政策と財政政策、どちらもできる手段はなんでも使って早く景気を回復させて欲しいです。
それでは失礼致します。
ママデューク
2010/02/07 19:07

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