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zoom RSS 読書感想文54

<<   作成日時 : 2014/04/19 07:29   >>

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ジョセフ・E・スティグリッツの「世界の99%を貧困にする経済」読了。経済理論的に格差拡大が効率を悪くするような説明はあまり無かったが、真剣に格差拡大を憂いていてボクは好感が持てた。市場任せでは格差は拡大するが、政府はそれを是正するどころか逆に金持ちや有力者の影響で拡大する政策を採ってきたという主張。この本を読んで、政府が、財政・金融政策で景気を良くするだけでなく、積極的な再分配政策で良くなった景気の恩恵をきちんと中流・下層・貧困層に行き渡らせるようにする事が「経済的に豊かで成功した社会」になる上でとても重要になってくるのではないかとボクは思いました。

印象に残った所。
○住宅バブルの時金融機関は公的資金注入などで救済するのに、家を失い住宅ローンの借金まるけで苦しんでいる人達は助けない不公平さ。
○サブプライムローンで失敗し、世界の金融を不安定にして多くの失業者を出しても、金融機関の経営者は巨額の給与・ボーナスを貰い続け、高給が能力や社会貢献の度合いを反映して支払われていない。
○政府より民間の方が有能というのは幻想で、政府に向いてる仕事と民間に向いてる仕事は場合によるので、市場や民間の力を信じすぎて何でも規制緩和や民営化をするのは間違い。
○グローバル化で金融や資本が世界中を自由に移動できるようになると経済が繁栄するどころかバブルを起こしたり不況を悪化させたりと経済の不安定が高まる。
○インフレのデメリットより失業のデメリットを重視して中央銀行は金融緩和政策を行うべき(失業が高い場合は2%のマイルドなインフレに固執せず失業率が低くなるまでインフレは気にせず金融緩和を行うべき。「中央銀行が低インフレに固執するのは失業者よりも債権保有者達の低インフレのメリットを考慮している為という説明も良かった」)
○イノベーションは人件費削減の方向で進化させずに環境汚染削減の方向で進化させるべき。
○経済成長するだけでなく経済成長の恩恵が中流・下層・貧困層に及ぶような「経済成長の質」も重視するべき。

「ボクは自分でお金を稼ぐ能力が低いので、市場任せでなく、政府が介入して景気を良くしたり貧困者の社会保護を厚くする政策を強く支持する傾向がある」心にそう願う自分に能力のある人は自分の能力に磨きをかけて金を稼げばいいが、皆が皆能力がある訳では無いので、能力の無い人には政府だけでなく色々な機関が色々な経済的支援をして欲しいと思うノータリン長七郎であった。しかし現実には経済的支援はほとんどなく、他人任せの事で自分ではどうする事も出来ないので、ボクは政府その他の能力の無い人への経済的支援を強く願い過ぎると無茶苦茶ストレスが高まる。

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