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zoom RSS 河内山宗俊

<<   作成日時 : 2014/02/09 16:23   >>

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「河内山宗俊」(監督:山中貞雄 82分)
話の内容は、しがない姉弟の為に命を捨てる悪者二人の話。
用心棒の浪人(金子)が、他の物売りには厳しくショバ代を取り立てるのに、甘酒屋のお浪に対してだけは優しくして、ショバ代も取らないのがコミカルだった。
イカサマ将棋で最初は騙されたふりをして負けて、その後大金を賭けて将棋に勝って、大儲けする河内山宗俊が良かった。
賭け将棋で大儲けした金で、女に「何でも買え」と言ったり、芸者をあげて酒を飲んで遊ぶ河内山が良かった。
小柄を競り売りする時の競り口上が良かった(オトボケ侍二人の競り参加もコミカルだった)。
お偉いさんが、自分の小柄偽物と思って、オトボケ侍の部下から30両で買い取るのがコミカルだった。
用心棒浪人と河内山が対決しようとして、用心棒浪人が刀を振り上げた時に、止めに入ったお浪がケガした事をきっかけに、二人が一転仲良くなるのが良かった。
お浪が身売りする決断をする時に、外で雪が降っていて子供が紙風船で遊んでいるシーンが良かった(お浪と弟の広太郎の修羅場を知らず、無邪気に遊ぶ子供というのが良かった)。
河内山とお静(河内山の女)が遊んでいた花札が、布団の上に散らばっているショットがボク的には良かった。
河内山の店の机に投げ捨てられた、用心棒の浪人が咥えていて折れ曲がった爪楊枝のショットがボク的には良かった。
河内山が高僧を騙って、「小柄を無くした」と大名(小柄を無くしたと思っているお偉いさんの主君)を脅して、金を巻き上げるのは大袈裟だった。
最後のヤクザ達に追われて、用心棒の浪人と河内山の逃げながらの斬り合いは大迫力だった。(役人にも追われはじめる中、親分を殺されたヤクザ達がのりこんでくる。河内山の店での河内山が玄関に張ったバリケードを壊して流れ込んでくるヤクザ達の迫力、店の裏の細い路地の溝(下には水が流れている)というシチュエーションの良さ、狭い路地の溝の前後の敵を切りまくる用心棒の浪人の後ろから切られたり刺されたりして死ぬ死に様、再び狭い路地にバリケードを張って身体でバリケードを抑えてヤクザ達の追跡を食い止める河内山の死に様。最後町の中を一人走って相模屋へ向かう広太郎、なんかのシーンが良かった)。
最後に広太郎はお金を持って相模屋へ走っていったけれど、どの道お浪を助ける事もハッピーエンドになる事も出来なさそうで、用心棒の浪人と河内山は無駄死にのように思えて、最後はスッキリしなくて、モヤモヤ感が残った。
全般的に
悪い事をしているけど、実は人が良くて姉弟の為に命を張る用心棒の浪人と河内山宗俊が良かった。
最後のヤクザ達との切り合いは、店の裏の狭い路地の溝というシチュエーションの良さもあり、かなり迫力があり面白かった。
コミカルさはあまり無かったが、82分と短く、最後の切り合いは大迫力で楽しい、時代劇の佳作。

「ボク的山中貞雄作品ベスト3は1位「丹下左膳餘話 百萬兩の壺」、2位「人情紙風船」、3位「河内山宗俊」という順位になりました」。心にそう願う大雪が降ったおかげで2日間で一気に現存する山中貞雄作品3本全部をじっくり楽しめた長七郎であった。レアな若い時の原節子も観れてラッキー!!

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