亀有(映画「蜩ノ記」を鑑賞)

今日も有休で休みなので(有給休暇をきちんと消化できるってとってもス・テ・キ!!)、母と一緒に、予告編を観て良さそうだと思った「蜩ノ記」(http://higurashinoki.jp/)を、ムービックス亀有(http://www.smt-cinema.com/site/kameari/)へ観に行きました。平日の朝10:20の回でしたが、客席は2/3くらい埋まっていて、思っていたよりかなり人気のある作品だなぁと驚きました。お客さんの客層はやはり年配のお客さんが多かったです。

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「蜩ノ記」(監督:小泉堯史 129分)
話の内容は、10年後に切腹を命じられた男の残された日々。
最初の土砂降りのシーンが良かった。
見張りの若侍と息子の相撲シーンが、地味だけど良かった(特に最後に息子が若侍を投げ倒すのが良かった)。
家族の会話が弾む夕飯、主人公と若侍が並んで座り書物を書いている所、奥さんがい草を織る所、若侍の薪割り等普段の生活の何気ないシーンの雰囲気がとても良かった。
秋は実った稲穂・冬は雪景色・春は桜・初夏は田植えで時の流れを表す演出が、基本的だが良かった。
主人公の側室の命を狙う輩達との殺陣、若侍の祭りのケンカを仲裁する殺陣と、短く地味だけれども殺陣も良かった。
息子役の子役とその友達の百姓の息子の子役が、役の良さにも助けられていたけれど、いい演技をしていたのが良かった。
お寺の、手前にお寺の門、奥に険しく武骨な石段のショットがとても印象的だった。
明るくて家族・友達思いの百姓の息子が殺される演出は、敵の家老や役人達の酷さが際立つとても上手い演出だと思った。
若侍と息子が敵の親玉の家老に一矢報いるのも良かったし、真打の主人公が最後にやってきて家老を殴り倒すのもスカッとしたし、その後家老が心を入れかえて領民・百姓を大切にするようになるのも理に適った演出で、とても見事な勧善懲悪の演出だった。
大殿役に三船敏郎の息子三船史郎を使っていたのに驚いた(さすが監督が黒沢明監督の弟子だと思った)
最後、娘は若侍と結婚し、息子もきちんと元服でき、父親が切腹するのも自己犠牲で藩のおとり潰しを回避したり自分の家族の幸せを守ったりという「晴れやかな行為」として描かれていて、切腹に悲しさという要素も入っている事により、切腹も含めたハッピーエンドがより一層清々しくなったのが最高に良かった。
切腹の日に主人公夫婦が「お互い夫婦生活に悔いはない」と言って、切腹で悲しいのに朗らかに笑い合うシーンは夫婦の深い愛情が上手く描かれていてとても良かったし、最後の最後切腹シーンは出さずに切腹へと向かう道のりで終わらせるという王道演出がきちんと出来ていたのもさすがで、観終わった後とてもいい気分になれたのもとっても良かった。
全般的に
田舎の景色も綺麗で良かったし、キャストも主要キャストは勿論、子役や和尚・名主等の脇役に至るまで良かったし、ストーリーもきちんと悪玉に一矢報い悪玉も改心し、主人公は切腹して死ぬけれど家族や周りの人達は皆幸せになる話で、最高に良かった。
黒沢組という撮影所システムがしっかりしていた頃を経験している、監督をはじめとする手堅い技術を持った撮影チームが、誠実に良質な時代劇を作ろうと努力すれば、撮影所システムが崩壊してしまった今の時代でもこんなに素晴らしい時代劇が作れるのだという事にとても驚かされたマジメ時代劇の傑作。

とてもいい映画で観た後は本当に気分が良かったです。母も「とても気分のいい映画だったわね。若侍役の子の動きがキビキビしているのも良かった」と言って喜んでいたのも良かったです。

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チョット遅い昼飯は「洋麺屋五右衛門」(http://www.yomenya-goemon.com/)でパスタ。久しぶりにチョット高いけど五右衛門のパスタをボクが食べたかったのです。

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母が食べた帆立のペペロンチーノ。とても美味しい!!しかし母は今歯茎が悪く、ペペロンチーノの固い麺は食べづらかったみたいです。

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ボクが食べた海老とモッツァレラチーズのトマトクリームソース。とても美味しい!!母はこっちの方が食べやすいと言うので途中でパスタを交換しました。五右衛門のパスタは確かに美味しいけれど、味付けが濃く塩っぱい感じは否めないとボクは思います(その味付けの濃さが美味しく感じられるのですが)。

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最近ハマってる「するが」のマスカット大福を買おうと思ったら、マスカット大福は完売。仕方がないので久しぶりに「口福堂」(http://www.kakiyasuhonten.co.jp/brand/14koufukudo/)で和菓子を買おうと思ったら、なんと似たような「ぶどう大福」というのが売られていました。こうやって人気のある商品は、競合他社が真似して売り出し、色々な所で売られるようになると皆段々飽きてきて、大ヒットは長く続かず、人気も落ち着いていくというのがよくあるパターンだなぁと思いました。

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ぶどう大福と栗きんとん大福。ウマすぎる!!ぶどう大福は「するが」のマスカット大福とは又違うけれど、充分代わりになるような甲乙つけがたい美味しさ。しかしなんと言っても今回は栗きんとん大福がとっても美味しかったのが嬉しい驚きでした。栗がデカイのも嬉しいけれど、栗きんとん味のクリームが無茶苦茶美味しかったのが良かったです。「するが」のマスカット大福・栗どら焼きコンビよりボクは今回の「口福堂」のぶどう大福・栗きんとん大福コンビに軍配を上げました。

今日も、映画もとっても良かったし、美味しいものも食べられて、母もとても喜んでいたし、とっても楽しい一日になりました。今回の有休二日間はとても充実した休日になりました。有給休暇がきちんと消化できるってとってもス・テ・キ!!(大事なので二度言いましたよ)。今夜もいい夢が見れそうです。「小泉堯史監督。又新作を作ったら母と一緒に映画館に観に行きたい」心にそう願うやっぱり黒沢組で鍛えられたというバックボーンがきちんとある監督は手堅いと思った長七郎であった。こういう「映画の承継」は撮影所システムが無くなった今はナカナカ難しいとボクは思う。

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