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zoom RSS 読書感想文 34

<<   作成日時 : 2008/11/23 00:46   >>

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画像「エコノミストミシュラン」(田中秀臣 野口旭 若田部昌澄の座談会と経済本の書評)
需給ギャップ「世の中に出回っている商品(供給量)に対し、通貨量(需要量)にアンバランスが生じている状態。市場に必要以上のお金が供給されると、生産が追いつかず供給不足(品不足)となり、物価が高騰するインフレ現象を起こし、逆に市場に供給されるお金が不足すると、売れ残りが生じ、供給過剰(需要不足)となり、物価が下落するデフレ現象を引き起こす」
総需要「消費・投資・政府支出・外需の合計」
シニョリッジ効果「貨幣(1万円札)を刷ると製造原価(例えば1円)を除いた残りの部分(9999円)が、発行者の利益になる事」利益部分は全て発行者の懐に入って色々な事に使える(貨幣を発行した利益分減税をすれば投資・消費を刺激する)。ただしやりすぎるとインフレになる(乱発して貨幣として流通しなくなれば紙切れにもなる)。
現在の日本では、政府がおカネでなく国債を発行し、中央銀行がおカネを発行する(ただし通貨「100円玉とか」は政府で発行しているみたい。紙幣は日銀が発行)。政府が国債を発行し、中央銀行がそれを買っておカネを市場に出せばシニョリッジ効果があり、それをどんどん続けていけばインフレになる(デフレを脱却しインフレにまでもっていく具体的方法の一つ)
中央銀行の独立性「政府サイドから財政赤字を軽減するためインフレ的な経済運営を中央銀行に求める圧力がかかりやすいので、金融政策を政府から独立した中央銀行という組織の中立・専門的な判断に任せる事」(日銀がインフレ政策をとりたがらない傾向にある事の説明)
通貨危機「中央銀行が固定相場を維持する中で外貨準備が次第に枯渇し、その固定相場が維持不可能になる状況の事」
*「固定相場制」において「自由な資本移動が許容される状況」においてのみ生じる(日本のような変動相場制では起こりずらい)

全般的に
リフレーション(デフレーションで下がった物価を戻す事。インフレを起こすというと評判が悪いのでこの言葉を使った)派で、しかも主に金融政策によってデフレからマイルドなインフレへの転換を実現する事によってデフレ不況に苦しむ日本の経済を回復させようという主張(「主に」としたのは、金融政策と財政政策が合わさればさらにリフレの効果は高まると主張しているから)が良く分る本。他説に対するリフレ派からの説明や問題点の指摘も分りやすく書かれている。
前半部分は座談会の発言を収録するという形を採り、さらに出てくる人物や用語などの注がきちんとついているので分りやすく読みやすい。
デフレからマイルドなインフレにする方法は、「日銀の長期国債買いオペ」、「円安にする為替政策を財務省が行い日銀が非不胎化介入する」、「政府が減税などをおこなって財政赤字を意図的に作り出し、それを国債でまかなうと同時に、その分の国債を日銀が買う」などして市場に通貨を供給するという具体的な方法が紹介されている
2008年11月現在、再びデフレ不況で苦しみそうな(あるいはもう苦しんでいる)日本経済をどうするかを考える上でとても役に立つ本だとボク的には思った。

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