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zoom RSS 読書感想文 33

<<   作成日時 : 2008/11/16 23:14   >>

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画像「クルーグマン教授のニッポン経済入門」(著 ポール・クルーグマン/ラルス・E・O・スヴェンソン  編訳・解説 山形 浩生 http://cruel.org/jindex.html
流動性の罠「名目金利がゼロで、金融拡大/金利引下げによって景気刺激ができない状態。貯蓄と投資がマッチせず、お金が余っている状態」
流動性の罠にはまった場合、財政支出の拡大では乗数効果(支出したお金の何倍もの経済効果)が効かず、支出した分しか効果が出ない
流動性の罠にはまった場合、金利がゼロなので貸したり、預金したりして利息を稼ぐ事ができず、いくらお金があってもそのまま貯め込んでしまう。この状態ではいくらマネーサプライを増やしても投資・消費効果はあがらない。故に名目金利がゼロでもインフレ率を上げる事で実質金利をマイナスに下げる事が必要(しかも一時的に実質金利をマイナスにするのではなく、将来ずっと(かなり長期間)その状態を維持することが、流動性の罠からの脱出には必要)
流動性の罠にはまって金利がゼロになっている場合返済の時に利息を返さなくても良いのに投資が伸びないのは、事業の収益で儲けてもデフレによる資産価格の下落による損失で事業収益が相殺され悪い時には損失の方が大きくなってしまうので、よほど儲かる事業でない限り採算がとれないから

全般的に
クルーグマンの数式やグラフが理解できなくても、山形浩生の解説があるのでとても分りやすい(山形のくだけた文章は好き嫌いが分かれるだろうけど、ボク的にはまぁ良いと思った)。
流動性の罠から脱出するには、デフレ克服では不十分であり、マイルドなインフレを長期にわたって維持する事が必要という事が分かりやすく書かれている
日本は一時「量的緩和」や「円安介入(為替介入の非不胎化)」によりデフレ脱却(消費者物価指数がマイナスからプラスに転換した)・景気回復したが、その後の日銀の量的緩和解除やゼロ金利解除は、再び景気を後退させ、流動性の罠からの脱出への道を閉ざした。デフレ克服で終わらせずマイルドなインフレを長期に持続させる事が流動性の罠からの脱出・景気回復には必要というこの本の話は、2008年11月現在の日本の経済状況においてもとても役に立つ話だとボク的には思った。
とてもオモシロイし、分りやすい本。

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